◆年間休日数の平均は124日
転職サービス「DODA」(株式会社インテリジェンス)の行った、休日に関するアンケート調査(25〜39歳の正社員・契約社員のホワイトカラー系職種男女5,000人を対象)によると、年間休日数の平均は124.0日だったそうです。
【休日数の内訳】
・通常休日(法定・所定)…102.8日
・夏季休暇…4.3日
・年末年始休暇5.2日
・有給休暇(実取得)10.1日
・特別休暇1.5日
◆職種別の休日数
調査対象となった56の職種別に見たときの、年間休日の多さは、「製造系−研究開発」(134.1日)、「製造系−設計/開発」(134.0日)、「営業系−MR(医薬情報担当者)」(133.0日)と続き、上位10職種のうち4職種が製造系でした。
また、夏季休暇の日数でも製造系が多く、お盆に製造ラインを止める工場が多いことが影響しているようです。
◆有給休暇について
有給休暇(実取得)の日数については、「金融系−ファンドマネジャー/アナリスト」(14.5日)、「企画・管理系−調査/リサーチ」(13.7日)、「サービス系−スーパーバイザー」(13.1日)、「システム系−ITコンサルタント」(12.6日)、「金融系−投資銀行業務」(12.5日)が上位を占めました。
こうした職種では、個人の仕事内容の融通が利き、有給休暇を取得しやすいようです。
◆企業の生産性を高めるために
コスト削減・人件費削減が限界近くまで進行している会社も多く、これから生産性を高めるためには、従業員のやりがいに応えたり、従業員満足度を上げたりすることが必要になってくるでしょう。
転職市場では、年収やその企業でのやりがいが判断基準となっていますが、休日日数や有休の取りやすさも、実は気にされているのではないでしょうか。