オフィスレポート
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作成日:2010/12/06
住宅ローン借換えのポイントは?



◆過去最低水準で推移

新聞報道によると、金融緩和や金融機関の競争激化の影響で、住宅ローン金利が過去最低水準で推移しているそうです。日銀の金融経済統計月報によれば、2010年9月の都市銀行の住宅ローン金利(変動金利の中央値)は2.475%で、2006年9月(2.375%)以来の低水準となっています。

また、住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して取り扱っている長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の金利も過去最低水準です。

以下では、借換えのお得度や注意点をまとめてみます。

 ◆目的の明確化が重要

借換えを行う際に重要なことは、目的を明確にすることです。例えば、返済額を減らすのが目的で、金利が比較的高い固定金利タイプから低めの変動金利タイプに借り換える場合、金利負担は減りますが、将来金利が上昇した場合の返済額が増えるリスクを新たに抱えることになります。総返済額・毎月の返済額・将来の返済額が増えるリスクのうち、どれを減らしたいかを明確にする必要があります。

借入金利や借入期間などの条件を決める際には「元利均等返済で長期間、無理のない金額を返済する」ことがコツです。借換えで金利負担が減った分、返済期間を短縮したものの、毎月の返済額を見直さないでいると、入院などで急に出費がかさむ場合に資金繰りに窮することもあるためです。

 ◆差が出やすい保証料

借換えの際に注意したいのが、諸経費負担です。保証料は、借り手が住宅ローンを返せなくなった場合に保証会社が金融機関に残額を代わりに返済するための費用で、保証会社は最終的に借り手から回収します。借り手にとっての利点は少なく、保証会社を利用しない金融機関もあります。事務手数料も金融機関ごとに異なります。

また、特に気をつけたいのが、1つの住宅に対して複数の金融機関から借り入れている場合です。すべての住宅ローンを同時に借り換えなければならず、特定の金融機関からのローンだけ借り換えることはできません。

このため、最初に住宅ローンを組んだ時には会社員だった妻が専業主婦になった場合などは、注意が必要です。

 
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